猫背

猫背についてお話していきたいと思います。

猫背とは、猫のように背中が丸まってしまって、首や肩関節が前に出ている姿勢のことです。日常生活において腕を前に出して行う動作が多かったり、ついついソファーにもたれかかってしまったり、長時間デスクワークなどで何も気を付けていないと背中は丸まってしまいます。そうして普通に立っているときも座っているときも背中が丸まってしまっている方は猫背であると言えるでしょう。

猫背を解剖学的に話していきますと、正常な骨格は緩やかな背骨のS字カーブがあります。そのカーブがきつくなります。頸椎はストレートネックになり、胸椎は後弯（後ろへ弯曲増加）、腰椎は前弯（前へ弯曲増加）もしくは後弯（後ろへ弯曲減少）、が起こります。肩関節は内巻き（巻き肩）になります。骨盤は人により、前傾か後傾になりやすいです。

例えば脊柱起立筋という体幹の筋肉は骨盤から後頭部まで繋がっています。骨盤が傾いたり、S字のカーブがきつくなると、それに伴い脊柱起立筋は牽引されるストレスがかかります。他の筋肉でも同様のことがおこります。巻き肩では肩甲骨が後ろで開く（肩甲骨外転）が起こり、肩甲骨から背骨や頭蓋骨につく筋肉は伸長されるストレスがかかります。

様々な筋肉が猫背により筋肉はストレスを感じ、血行不良を起こし、

骨格はバランスを崩してしまい、結果として

腰痛、股関節痛、肩こり、坐骨神経痛を引き起こしやすくなります。

さらに猫背があると身体が疲れやすく、呼吸も浅くなり、自律神経の乱れ、骨格や筋肉以外にも様々な悪影響を引き起こします。

良い姿勢とは

身体を横から見たとき耳たぶ肩先、腰の中心（大転子）、くるぶしが一直線の位置にあるのが理想です。これをゴールデンラインと呼びます。この状態は重力の負荷が少なく、骨格や筋肉へのストレスが一番少ない状態といえます。

ただ気を付けるだけでは骨格のバランスは整いません。このゆがみは何年も何年も時間を積み重ね骨格がゆがんでできたものだからです。

当院では、施術に骨格矯正も行っています。施術を受ける方のゆがみに合わせ、痛みの少ない方法で適格な矯正を行います。矯正により全身循環（血液、疲労物質、老廃物、リンパ）が良くなり人体の自己治癒力を促進させ、痛みの早期改善が図れます。

関節の音が鳴る矯正が苦手な方には、ストレッチポールを使ったソフトな矯正も行え、負担の少ない矯正機器も準備しています。

皆さん骨格をしっかりと検査し、猫背など様々な骨格の状態に合わせた施術で一人一人丁寧に見させていただきます。

少しでもお身体の悩みで困られている方がいましたら、是非当院が力になりたいと思います！

初めての方はこちらをご覧ください。